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過去のお知らせ 2005年過去のお知らせトップへ戻る

2005/12/25

23日、礒山久理ピアノ教室勉強会をなごやかに終えました。今年のレッスンも今日で全て終わり、少しほっとしています。
今回の勉強会は発表会前の会とも違いまとめのおさらい会のようなもののため、進行もお任せで、先生は聴く立場に徹してゆったり、とは言わないまでもソファにふんぞり返って?むふふと聴いていました。先生を楽しませてねと演奏前に釘を刺し、皆笑っていましたが、音が綺麗になったなあ、よく聴いて弾けるようになったなあ、本番に強いなあ、安定した実力だなあ、笑いを取らないでねえ・・・・などと成長を感じながら楽しく聴いていました。

今年はバレエのレギュラー5クラスに生徒の指導、ソロリサイタル、おまけに?40歳代再婚同士電撃入籍カップルの誕生と、プライベートの変化もあり、充実した中にも自分のペースとしては少々走り過ぎ、無理も重なりました。冬休みは年明けに控えたコンサートへの練習に時間を取りながらもできるだけゆったりと体調の調性に努めたいところです。

どうぞみなさん、元気でよいお年を迎えられますよう!

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2005/12/9

早いわねえ、あっという間ねえ〜と言ってるうちに師走も半ば近くになってしまいますね。コンサートを続けて聴いたこの秋でしたが、11月23日の祝日にイョルク・デムス氏のバッハに関してのレクチャーを聴いた時、上野公園の旧奏楽堂のあたりは紅葉が美しい秋のさなかでした。デムス氏のあくまでも優美で美しいピアノによるバッハを自然との調和を感じさせる歴史ある小さなホールで聴けたひとときはとても幸せな時間でした。

そんな時間も既に過ぎてしまった晩秋のこととなり、さて、冬も本格的になってきた今、目の前には今年のしめくくり、生徒達による勉強会を控えています。非公開のおさらい会のようなものですが、熱心な大人11名が今年後半にさらっていた曲などを、仕上げに向けて弾きこんでいます。勉強会の日程などが決まり、曲が決まると皆ぐっと演奏に集中度が増し、こちらが驚かされるほど一気に内容が充実してくる人もいます。目標のある無しはやはり人の気持ちのはりあいに大きく影響するものですね。つくづく思います。

夏の発表会後は大人の愛好者のみなさんにも古典のソナタなどに取り組んでもらっていたのでプログラムはハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどのソナタが多く並びます。その他シューマンやメンデルスゾーンの小品、スクリャービンのプレリュード、ショパンのポロネーズ、プーランク、グラナドスなどと、今回は連弾のお楽しみ曲、ミュージカルナンバーで「踊り明かそう」も加わりクリスマスの楽しいミニコンサートともなりそうです。

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2005/11/27

さてさて、9月に行ったリサイタルについて、皆様よりいただいた感想、写真などをアップしました。待ってましたよー、という方も、とっくに忘れてました〜、という方も、多少なりともご興味あおりの方は是非ご覧下さいませ。

で、あれれ?リサイタルのそのページ、画像は別ウィンドウで開くし、今までとちょっと雰囲気違うんじゃない?とお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです!このサイトも2006年の年明けにはにゃんと5周年になります。そこで、記念すべきその日(!)を目指し、助っ人の手をお借りして只今大幅リニューアルを計画中・・というか、ほとんど専門家にお任せモードに突入体制となりつつあります。というわけで、皆様にはこれまでのこのコーナーの更新をお読みいただきながら、リニューアルアップのその日をどうぞお楽しみに!

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2005/11/19

トンデモ爺のヴァイオリンがあまりに素敵で夜も眠れず・・。なんて書いてしまうとジジイとはけしからぬとお叱りも受けそうですが、敬意と親しみを込めて呼ばせてもらうには爺という言い方がむしろぴたりとはまるヴァイオリニストです。爺のヴァイオリンは凄かったです・・・。

前置きが長くなりましたが、イヴリー・ギトリスのコンサートに行ってきました。11月18日、数日前のチッコリーニと同じく東京文化会館小ホールです。数年前?の来日でも聴いたのですが、伴奏のマルディロシアンのピアノも素晴らしいもので、予定をやり繰りしてでもこれは是非又聴きたいと思うコンサートでした。チケット購入後に新聞で知ったことですが、この老巨匠も日本最後の公演となるらしく・・。

やはり、ああ今聴けて本当に良かったと、心底思える演奏会でした。同時に又、日本でもうこの人のヴァイオリンを聴けないのかと思ううちになんとも寂しい気分もこみ上げてくる演奏会でもありました。ヒンデミットのソナタ、ベートーヴェンのスプリング・ソナタ、ブラームスのスケルツオ、シマノフスキー、「アレトゥーサの泉」「ロクサーナの歌」そしてサラサーテのチゴイネルワイゼンというプログラムです。

特に印象の強かったのはシマノフスキーの色彩感と物語を大いに感じさせる2曲でしたが、説明するまでも無く他のどの演奏もやはりギトリス固有の節まわしをたっぷり聴かせてくれるものでした。眼光鋭くヴァイオリンを小脇に抱えては世界を渡り歩く謎の大道芸人か、はたまた吟遊詩人かといった風情を感じさせるギトリスですが、ステージから身を乗り出すように客席にふと話しかけてみたり、リハーサルの最中ででもあるかのようなピアニストとのやりとりを見せたり、彼の存在自体が既に音楽そのものだから許されることなのでしょう、即興的で自然な振る舞いもあまりに魅力的です。今夜はこの爺さんの魔法にかけられるのも悪くはないだろう、騙されるのも又楽しいかしらと、そんな気分にもさせられました。

アンコールはパガニーニの小品、クライスラーを2曲、それにマスネのタイスの瞑想。そして、興に乗って最後の最後におまけをちょっとと、無謀にも?ピアニストも引っ張り込んでバッハの「無伴奏」から一節・・。しょうがないからつきあうかとでも言いたげにユーモラスな表情を見せながら「無伴奏」に指一本でバスを時折ポンと入れて巨匠のお守役を務めたマルディロシアンのピアノは、前回の来日からさらに成長を感じさせ、期待を裏切らないピアノでした。丸みのあるふくよかな音色と質の高い自然なテクニックに加えアンサンブルの際のゆとりもさらに大きくなったようです。若手ですから、これからの活躍を益々期待したいところ。

演奏の個性というのはその人独自の呼吸とでも言い得るものでしょうか。リズムというものは音の有る無しによって機械的に作ることが出来るものでもありますが、演奏を彩る生きたリズムというのは呼吸によって初めて生まれるもの。しかもそれはその時その人特有に在る絶対の個性でもあり・・と、そんなことを強く思ったコンサートでした。

ギトリスのコンサートはこの後、22日の浜離宮でのアンサンブル、石川県、横須賀、札幌と続くようですので、ご興味持たれた方は是非。生身の存在そのものを感じて欲しい演奏家です。

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2005/11/10

にゃんといっても秋は大物コンサートが目白押しです。さてさて、チッコリーニに続いて聴いたポリーニのご報告を少し。11月6日はベートーヴェンのソナタ1,3番、ハンマークラヴィーアというサントリーホールでのオールベートーヴェン・プロ。その数日前、11月3日にオペラシティでのポリーニプロジェクトU、この2夜を聴きました。

特にポリーニファンというわけでもないせいでしょうか、私には断然現代モノの強烈な前衛作品(もはや一時代前の現代音楽を感じさせますが・・)というヘビーなプログラムの方が印象的でした。ホールには計8個のスピーカーが配置され、予め録音された音と同時に演奏するという場面が多々ありました。

コンサート冒頭に置かれたブーレーズ「二重の影の対話」ではアラン・ダミアンのナマ演奏と録音の音との関わりあいにより、クラリネットのソロの可能性の大きさと本来その楽器の持つ柔らかな音色の美しさを存分に感じ、気持ちの良いコンサートの始まりでした。作品の一部として指示された照明の効果もあり、まるで軽井沢の林の中で鳥の声を聴くように響きを堪能することが出来ました。
シュトックハウゼンを演奏するポリーニの凄まじい集中力と知の力には圧倒され、後半のノーノでは聴き手がもういい加減にしてくれと不快に感じることでむしろこの演奏は成功と言えるのかしらと思いつつ、政治色の濃い作品の時に暴力的な「音」の連続に音楽の意味を問い直してみたり・・・。

今の時代に生まれた作品がこれほどのハイレヴェルな演奏家により日本でまとまって演奏される機会はそう多くは無い・・というか殆ど無いでしょう。ポリーニの知と力をこの刺激的で貴重なプロジェクトにこれからも大いに生かして欲しいと思いました。

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2005/11/1

カレンダーをびりりと破ってみればもう最後の1枚。寒いわけです。稽古場ではピアニスト用に置かれた足元の暖房を終始オンにしていました。
さて、10月最後の日、東京文化会館小ホールでアルド・チッコリーニのピアノリサイタルを聴きました。演奏後は深い悦びに満たされ、立ち上がったまま心の底から湧き上がる感動で拍手の手をなかなか止めることが出来ない夜となりました。

かねてから聴きたいと願い続け、ようやくその機会に恵まれて目の前のステージに迎えた80歳のチッコリーニは、その演奏も姿も巨匠という言葉が真に相応しく、気品と優美さを一貫して感じさせる存在感がありました。それでいながら聴き手に対し息を詰めるような集中や緊張を強いることは無く、溢れてくる音楽からは常に明るい開放感が漂っていたように思います。

最初のベートーヴェンのソナタは音の一粒一粒が全てクリアに彩られた美しさを持ち、作為的な激情や気難しさなどととは全く無縁、そういったものとは対極にある、ピアニストの内側にあってひたすら純粋に培養された独自の美学とでもいうものに裏付けられたような印象でした。当然古典のスタイルの演奏でありながら、音色の豊富さや透明感といったものが演奏全体を支配し、ベートーヴェンの音楽を全く新鮮なものに感じさせてくれたのは私にとって大きな驚きでした。

後半には予定に無かったラヴェルの「高雅にして感傷的なワルツ」(なんとこの巨匠にふさわしい曲名!)の抑制のきいた品位ある演奏に始まり、続くファリャでは巷にありがちな派手さを徹底して排した、でも躍動感溢れるリズムも色彩感も存分に溢れ、じっとして聴いていられないようなたまらない感覚に引き込まれました。

アンコールで弾かれたショパンのノクターンOp.9-2という俗に色のついてしまったこの曲も、チッコリーニの手にかかると初めて聴いたような清々しさで、涙が出そうでした。続くドビュッシーのミンストレル、ファリャの火祭りもさすがにノリは良さそうですが、アンコールというよりも本プロの中で演奏されるような謙虚さと説得力のある印象を受けました。著名な音楽関係者など玄人筋の多そうな会場でしたが、アンコールの最後、聴衆は皆スタンディングで拍手でした。

このコンサートのもうひとつの楽しみとしていたのが使われる楽器でした。初めて聴いたイタリアのピアノFAZIORIは想像以上に調和の取れた美しい音を響かせてくれ、是非触ってみたいものと思いました。全ての音ひとつひとつが透明な輝きを得てすっきりと立ち上がり、前半ベートーヴェンのソナタでは特に中音域から低音のよくまとまって歌う安定した響き、後半のラヴェル、ファリャでは高音域の艶やかで匂いたつような響きを存分に堪能できました。これほどの素晴らしい弾き手によって、この楽器も最高の性能を発揮できたのではないでしょうか。ピアニスト、調整の行き届いた楽器、ホールの響きと共に得た幸せな出会いです。

チッコリーニを聴いた大きな感動は私の駄文なぞではとてもお伝えできるものではないのですが、これまで聴いていた同じピアニストのCDなど、録音での印象をいい意味で大きく裏切られた演奏会でもありました。一人の演奏家に対しても、生の演奏でその時その場その瞬間でなければ感じられない細やかな感動が確かにあることも大きく再認識したものです。
どうかこの感動を得る機会が又多くの人に恵まれますようにと老巨匠の健康を祈らずにいられません。偉大な芸術家というものは年齢などを遥かに越えた次元で常に進歩し続けるものでしょう。この次、この巨匠の演奏を聴ける機会が本当に楽しみです。

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2005/10/20

このところお稽古場で必要なバレエ作品のバリエーションなどを数曲さらっています。いつも頼まれてから1週間と無いうちに現場で弾かなければいけない、締め切り間際のやっつけ仕事なのですが。。そんなあたふたと弾いてる状態でもやはりチャイコはいいなあと思います。たとえオーケストラからピアノにまとめられたものでもやはりバレエの音楽ではチャイコフスキーは別格、凄いなあと感じますです、何度でも改めて。

チャイコというと一般の音楽愛好者などには今更チャイコか?ブラームスか?なんか気恥ずかしい・・・とも言われがちですが、バレエ作品の音楽としてはアダンやミンクスなど華やかで綺麗、いかにもバレエらしいクオリティでいっぱいという曲もlいいですが、音楽的な充実度としてはやはり軽く、何度か弾いてると飽きがきてしまい(特に一人でさらってると・・)、格の違いってこういうことだと感じてしまいます。というわけで眠りのオーロラ姫のバリエはやっぱり一人で弾いていても好き!です。

さて、久々に書き始めたらやめられない止まらない状態になってきたので、寝る間も惜しんで?書いちゃいます。秋も深まれば同時に深まるのは食欲。何を今更、でもホントに美味しくてシンプルで甘くて(!)飽きが来ないのはチャイコフスキーとタイヤキ。韻を踏むには少々無理がありますね・・。秋の夕暮れ、人恋しい気配にはやはり誰がなんと言ったって(誰も何も言わないですが・・)焼きたてのタイ焼きが美味しいです。

松戸駅西口を出たところにいつ見ても行列の出来ているタイ焼き屋さんがあり、先日、意を決してその列に加わってみました。比較的待ってる人が少なかったので、行列嫌いの私もやはり「秋は行列・・・」とかなんとかつぶやきながら、夕闇とほんのり暖かく甘い匂いに誘われて並んでみました。
松戸は銭湯などもあり、下町風情の微かに残る街ですが、いかにもそんな街にいそうなおばちゃんにすぐさまつかまって話しかけられ、「あ、そう、初めて?!へえ、初めてなのお〜。なにせあんこがね、兎に角、美味しいのよ。冷蔵庫に入れると結構日持ちするからねえ。チンするとまたまた美味しいのよ、これが。いくつ買うの?並んで買うんだったら10個くらいねえ、あっというまに食べちゃうよねえ」などなど、20分ほど待つ間にタイ焼き情報の収集は完璧・・・。

駅の近くらしくネクタイ姿の男性から買い物帰りの主婦までタイ焼きを待つ庶民の行列はお行儀もよく静かに進み、あっという間に順番が来ました。この道何年?の年期の入ったおじさんが本当にひとこともしゃべらずに文字通り黙々と焼き続けている1個120円のタイ焼きを5つばかり買って抱え、マロにゃんを抱っこする時のやんわりあったかなお腹を想いだしながら(猫にはタイ焼きより鯛のお刺身のほうが美味でしょうけど)帰りました。街のおばちゃんの解説どおり、確かにあんこの甘さ加減が絶妙。後を引く美味しさで、又行列に加わってみようかなあ・・・・でした。

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2005/10/10

すっかり秋らしくなってきましたね。リサイタル後、皆さんから本当に沢山のお声をいただき続けていました。お返事が滞ったままの方もいてごめんなさい。ぼちぼちとお返事させていただいてます。本当にありがとうございます。
その後日常のレッスンやバレエのクラスなどでいつもどおりの忙しさが続いたままで少々疲れをひきずっていましたが、この連休で久し振りに遠出をし、太平洋の波の音などに浸って疲れも癒されてきました。復活モードにぼちぼちシフトです。

さてさて、そんなママを横目に、まろにゃあ君の最近はと言えば、どうやら彼も食欲の秋なのか、少し太り気味?近所のみよちゃん、ごろうくん、やすこちゃんというお友達(勿論、みんな猫です・・・)がいつも気になってしょうがないらしいですが、なにせ目下一番の遊び相手は人間のパパです。パパの腕を相手にお腹をごろんと見せながら見事な猫パンチ、猫キックの連続で戦いに挑んでます。まあ、見てるほうは中学生の頃、教室の後ろでプロレスごっこをしていた男子生徒を思い出・・・・いえいえ・・・・・。

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2005/9/28

おかげさまで無事リサイタルを終えました。ご来場くださった皆様、ありがとうございました!
アンコールには明るい色彩の曲をと、ドビュッシーのベルガマスク組曲からプレリュードを弾きました。終演後、もっと聴きたかったというお声を多くいただきましたが、1曲でおしまいとさせていただきました。たくさんの拍手を本当にありがとうございました。

お聴きくださった方々の感想を既に直後からたくさんいただいております。「さまざまな音色を聴かせてもらえた。音で絵を描いてるような・・」「和音の響きがいい」「すごく気持ちよーく聴けました」などなどの声から、メールで「よかったああああ!」「力のある演奏をありがとうございました」等々いただいております。許可をいただいて、いずれまとめてお読みいただけるようにしたいと思います。

受付等主に多くの生徒の皆さんにお手伝いしてもらいながら、滞りなく進めて来られました。特に、素敵なチラシ作りから当日までプロフェッショナルな手を貸してくださった成田さんご夫妻にはこの場を借りて改めて厚くお礼申し上げます。又、事前のリハーサル時から当日も1日を費やしてこまごまと裏方仕事をしてくれた石崎さんはじめ、本番当日に重なっていたレギュラーのバレエの代奏を快く引き受けてくださったピアニストYUKIさま、他、いろいろな形で支えてくださったたくさんの皆さん、本当にありがとうございました。そして、日常生活も当日もなにせピアノのことしか頭に無い新妻を実に積極的に支えてくれたダンナさま、岩瀬に「はあと」マーク入りで感謝です!

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2005/9/21

きゃー!ひさりさんのリサイタルまであと1週間もありませんことよ!あなたがショパンを弾くなんて10万年早いことよっ!と夏木マリ叔母さまに凄まれながら言われないように(お菓子のコマーシャル・・ご存知でしょうか?)せっせと弾き込んでおります。15日には内輪の方に聴いて貰い、スタインウェイサロン松尾ホールでのリハも終えました。又、これまでにもう既に色々な方から励ましのメッセージをいただいております。ありがとうございます!

会場は地下鉄の日比谷駅から外に出ないで直接行けるホールですので、都内でお仕事の方など、お仕事帰りに(残業無しで!)ふらりとお立ち寄りくださればと思います。なお、当日券も若干ご用意しておりますが、予めご連絡いただければチケットを受付に取り置いておきますので、どうぞよろしくお願い致します。

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2005/9/8

えー?!なにそれ!・・と思ったら自分の年齢でした。最近誕生日を迎えたのですが、これホントに私の歳?と、少々ぎょっとします。自覚はしているつもりで、年齢相応それなりに素敵にいられれば、なんて思っていましたが、どちらかというと不本意な部分(まあ、そんなものでしょう・・体型とか・・・・)で年齢相応、それこそそれなり、自覚のとおりといったところかもしれません。

ただ、歳を重ねることそのものにはあまり抵抗は無く、むしろ20代、30代の若い頃に比べ精神的にずっと楽に自分を受け入れられ、これからさらに楽しく充実していくような気がして嬉しくもあります。健康でさえあれば歳をとるのもいいものよ・・と、よく言われる月並みな言葉の意味を理解できるようになってきました。44歳の若さで急逝した父の年齢をようやく超えることが出来、ほっとしているこの頃です。・・・・・・エーッ!?ってことは、ひさりさん・・・・。きゃー!

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2005/8/28

きゃー!!12日も更新していない!更新しない記録更新中!どこまで伸ばせるか?!・・って、まったく、ひさりさんてば何やってんでしょうねえ。そうです、のだめ読ん・・・ではなく、ピアノ弾いてました。
全国バレエピアニスト実力強化週間(・・・・?いえ、そんなものはありません。。)に突入し、この6日間、連日の稽古場通いでした。

一日3クラスの担当ですが、途中ブレイクタイムも入っており、通い始めて3日目くらいまでは、楽勝〜るんるん♪みんな頑張れ〜などとリラックスモードで集中して弾いていました。が、やはり疲労とお部屋の汚れは蓄積するものです。。。

電車とバスを乗り継いでの通勤?の負担もあってか、寝る起きる食べる移動弾く移動食べる寝る・・の生活サイクル(うーむ・・・・・)に次第にお疲れモードを自覚し始め、最終日にはバスの時間は間違えるわ、楽譜は忘れるわの、あわわ大ぼけピアニストでした。三拍子のアダージオ系をまとめた楽譜のファイルと、その日使うはずのバリエーション(眠りの森の美女のブルーバード・・チャーミングですよね)の楽譜を忘れ、どっと冷や汗・・。バリエーションの楽譜は担当の先生もお持ちだったので、手持ちのものと違う版に少々あたふたしつつもなんとかしのげましたが、やはり6日間は少々ハードでした。
まだ妙なハイテンションと疲労感が入り混じってる感じですが、9月はなんといってもソリスト実力強化月間(なんだそれ?)です。リサイタルに向けて弾き込みますです。

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2005/8/16

きゃー!10日も更新してない・・・。。ったく、何やってたんでしょうねえ?・・・って、そうです、のだめ読んでましたデスよ。ん?既に影響受けてるのがわかる人にはおわかりかと。
「のだめ」ってなにそれ?と口走るやいなや、いつのまにやらどーんと12冊、コミックが届いていました。。。(読みたいんでしょう?と、そんなこと言ってもいないうちからヤフオクで軽〜く入手してくれたのは、なまぐさ理系博士技術屋会社員の優しい旦那さま。彼はヒトの脳みそ調べる機械を開発中。 ・・と書いたら本人からクレームがつき、博士なんてどうせ内輪の称号だから消してちょーだい、で、不良会社員と書いてちょーだい、とか色々言っております。・・でまあ、、ひさりさんは その不良会社員氏と共に只今2度目の新婚生活中です。きゃあ!!極秘電撃入籍後本名は岩瀬久理となりました。音楽活動はこれまでどおり礒山久理で続けますのでどうぞよろしくお願い致します。・・と、どさくさまぎれに書いてみましたデス。。)

で、えー?これは読まなきゃならないじゃないの、しょうがない・・と、ぶつくさぶつくさ読み始めたら、あーらやめられない止まらない。というわけで夏休み24時間体制で(?)ピアノ弾き弾き、その合間にピアノの前で「のだめ」を広げ、練習のだめ練習のだめ練習のだめのだめ・・という幸せな二日を過ごし、12巻を一気に読み終えました。

のだめカンタービレ」、面白かったです。噂には聞いていましたが、例えばお医者さんモノや弁護士モノのドラマなどと同じく、ピアノの漫画なども、その世界の人間にとっては「んなワケないでしょう〜恥ずかしくて見てられまへん。」という場合が多いものです。でも、うーむ、「のだめ」の場合、デフォルメして面白くしている部分は勿論ありますが、全体になかなかリアルで、エピソードのひとつひとつに対し、わかるわあコレという感覚で読めます。漫画的カッコ良過ぎの千秋真一君はさて置き、引き込まれて読んでいるうちについ登場人物と周囲にいる音楽関係の人達を重ねて見てしまいます。

というわけで、大島弓子の世界から一気にトリ頭の西原理恵子に飛んでいたこの頃ですが、「のだめ」はちょっとはまりましたデス。

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2005/8/6

9月27日(火)に開くリサイタルのお問い合わせを既にいただいています。ありがとうございます。詳細をアップしましたのでご覧下さい。チケットはメールでお問い合わせいただければ代金の振込先をお伝えし、お送りします。よろしくお願いいたします。

なお、奮闘しておりましたが、残念ながらいまだ素敵なチラシをうまくアップできません。うわんうわん。。。チラシを見てたしかめていただけなくて申し訳ありません。
パソコンを変えてからとりあえずその場しのぎでホームページをアップしておりましたが、しのげなくなってきました。。うわん。。。「とりあえず」はビールだけにしましょう・・・・・。

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2005/7/29

暑いです。家の中で風通しの良い爽やかひんやりの場所は猫に訊けと言いますが、この暑さの中でもすねすねマロにゃんはとんでもないところに居心地の良さを見出すらしく・・・。

ネズミのおもちゃで遊んで〜、お腹へったあ〜ダイエット用のカリカリは美味しくないよお、ササミ派の缶詰開けてえ〜、と、早朝、まだまだ眠たい私の頭越しにあまんりうわんうわん言うので、しばし締め出しと、マローネ君をほったらかして寝ていました。しばらくぱたぱた走り回っていた様子でしたがやがてマロにゃんは静かになり、こちらはやれやれとぐっすり眠りこけていました。

さて、目が覚めて起き上がってマロ君の姿を探すと部屋のどこにも見当たりません。お気に入りの敷物があるトイレのドアもピアノの部屋も閉まってますし、食器棚の上にもいません。うーむ、まさかお風呂場?と思って洗面所を覗くと洗濯機の蓋が開けっ放し。れれれ?!もしや?・・と中を覗くと、いました、猫が!円筒形の洗濯層の形に添うようにくるんと丸くなり、ほっぺたは中にほおり込まれたママのTシャツにすりすり、目はとろん。。。

締め出しをくらって相当すねたのでしょう。見つけてくれるまで出るものかと、かくれんぼしてるうちにいつのまに寝入ってしまった子供のように見えました。洗濯機の中はさぞ蒸し暑かったのではと思いますが・・。抱き上げて出してあげるとそのまましばらくすやすや眠っていました。まるで人間の赤ちゃんみたいですね、こんな猫見たことないです、と言われ続けるマロ君です。

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2005/7/23

なんとまあお洒落な舞台!しかも完成度の高さ抜群!いや〜楽しめました、エトワール・ガラ。7月21日、オーチャード・ホール、Aプロです。
コンテンポラリーの作品も多く、映像を駆使したもの、エレキ・ギターの登場するもの、ベートーヴェンの「悲愴ソナタ」にパーカッションを重ねたものなど、刺激と共に度肝を抜かれる場面もありました。が、パリ・オペラ座所属ダンサーの最高位のメンバーを中心にしたガラ公演は時間の経つのを忘れるほどの心地よい空間。「美味しいアラカルトのお料理」を十分に堪能できました。

11の作品で構成されたプログラムのうち、印象に残ったのが、まずはシルヴィア・アッツォーニ、エルヴェ・モローの踊る「シルヴィア」。これは、お稽古場で使えるなあと思いつつほったらかしていた曲がいきなり流れたため、特に印象に残ったということもありますが・・。粋で、まるで映画の一場面を観ているような感覚に陥りました。

それと、ルシア・ラカッラ、イリ・ブベニチェクの「椿姫」。この日の舞台を観て、今までこの作品を観なかったことを悔やみました。ただ、この二人の素晴らしいダンサーだからショパンのバラード1番をまるごと使っても違和感無く、これほどまでに納得できるのだろうなとは感じましたが。ノイマイヤーの振り付けとショパンのドラマティックな音楽がぴたりと一致し、ふたりの演技(バレエであることをも忘れるような!)は大きな作品の一部分を切り取ったにもかかわらず、ストーリーに引き込まれる迫力十分のものでした。

この日、楽しみにしていたキリアンの作品「ブラックバード」は残念ながらわかりにくさが前面に出てしまい、私がキリアンの作品に期待していた体や呼吸の開放された身体表現を楽しむには至りませんでした。音楽は声を使ったもので、グルジア伝統音楽ルスタヴィ合唱団というもの。ブルガリアの民族的な発声をする合唱団は既にお馴染みですが、あんな感じ・・ですね。

プログラムを全て終えてのエンディングの演出も映像を交えたとてもお洒落なひと時で、最後の最後まで楽しめました。ABTの公演などバレエ公演の重なるシーズンとあってか空席が目立つのが残念でしたが、最先端のセンスを吸収し、楽しめたバレエ公演でした。

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2005/7/19

というわけで、おかげさまで礒山久理ピアノ教室発表会を盛会のうちに終えることができました。今回は小ホールとはいえ500席はある豪華サイズのホールを使っての初めての会ということで、ドキドキわくわくの準備期間でしたが、いざ終えてみれば、良かった良かった・・と、充実感をしっかりと味わえる発表会でした。ご来場いただいた方々、スタッフとして貴重な時間を費やし、大いに力を貸してくださった方々、ありがとうございました。又、いつものことながら、プログラム番外編として最後にわずかばかり演奏させていただいたドビュッシーに大きな拍手をいただきました。ありがとうございました。

今回の森のホール21の小ホールでの発表会はホールの響きとスタインウェイのフルコンに大いに助けられたと強く感じています。多目的ホールですが、とても弾きやすい響きが得られ、ピアノの状態も良く、癖の無いピアノで演奏することができました。ピアノに乗せられ、ホールに助けられ、本番では緊張のうちにも普段以上の表現に結びついたかと思える人もいたようです。

そんな場の力を素直に受けてか、大きなステージの上で客席を楽しませてくれた小さな幼稚園児さん達の本番の強さにはこちらも驚くほどでした。子供の心臓には毛がふさふさと生えてるものかと・・。本番にドラマはつきものですが、やはり本番のステージに潜む魔物と、本番にだけ降りてくる?神様の両方がいるものだと、そんな思いも改めて感じました。

何故か発表会の後にはお別れも待っているものですが、今回も発表会直前に父親の転勤が決まり、お別れを前に涙をこらえての発表会になったママと姉妹がいました。本番では親子といえども三者三様、それぞれに豊かな音楽性に溢れた、心に残る演奏を聴かせて貰いました。教える側にとっても、将来が楽しみな生徒達なのにもうその成長を見届けていくことができないというのは、本当に辛いいものです。でも、いつもお別れする生徒に言うことなのですが、音楽を続けていると絶対に又どこかで会えるものだから・・・と。
そんなこんなで全体に充実した演奏だったと感想を頂く中に、小さなドラマがたくさんあった発表会でした。

バレエのレギュラークラスもしばし夏休み。ほっとひといきのひさり先生です。。

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2005/7/13

7月17日、日曜日、礒山久理ピアノ教室発表会が行われます。曲目などご案内はこちらです。
お近くの方、ご興味のある方、どうぞお気軽に聴きにいらしていただければと思います。

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2005/7/7

めでたいお話を書いたばかりですが、若手ピアニストの訃報が届いてます。このページでも何度か話題にしたことのあるロシアのピアニスト、アレクセイ・スルタノフさんが6月30日に亡くなられたとのことです。脳溢血で倒れて以来、このところは再起も期待されていただけにとても残念です。ご冥福をお祈りするばかりです。詳しくはこちらでご覧下さい。http://www.kt.rim.or.jp/~ymura/

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2005/7/4

この日曜日、生徒の披露宴に出席してきました。彼女とは社会人になってからのおつきあいで、確か4年以上に渡ってピアノのレッスンをしています。個人レッスンの場合、音楽的な傾向、レッスンの内容の相性は勿論、やはり人としての相性もものをいうもので、長くおつきあいしてるうちには音楽のこと、家族のこと、仕事のこと、恋愛のこと、結婚生活のことと本当にあれこれと話をするようにもなります。気がつくとそんな中から生徒である一人の人への敬意のようなものも生まれ、すごいなあ、頑張ってるなあ、素敵な女性だなあと惚れ惚れ?するような出会に実っていきます。先日の披露宴もそんな時間の積み重ねの中から招かれ、ご挨拶と演奏をさせて貰いました。

演奏は新婦も演奏したことのあるドビュッシーのベルガマスク組曲からプレリュードを選びましたが、新郎新婦へのささやかなはなむけとなったでしょうか。聡明さの中にも微かにあどけなさの残る彼女の顔から、純白のウェディングドレスを美しく纏い、家庭を築いていこうとする自立した大人の女性の顔に変化していく姿にはやはり感慨深いものがありました。
と同時に、まあ蛇足ながら、新郎新婦の目の前のテーブルなどに席を設けられ挨拶などする自分の立場や年齢の変化にも、ああ〜・・・です。末永〜い幸せを祈って演奏させていただきました。

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2005/7/1

7月です!・・って、そんなの言われなくても日本全国知っている・・っと。さて、6月29日、30日と二日間に渡って発表会のリハーサルを兼ねた勉強会を行いました。2日に渡り素敵なサロン風の御自宅でスタインウェイを気持ち良く使わせてくださった生徒のKさんにはいつもながら感謝の気持ちの表しようがないくらいです。。この場で改めて御礼の気持ちを伝えたく思うものです。

15名の発表会出演者のうち勉強会出席者は子供などを除く11名。勉強会は演奏者同士聴きあい、人前で一度弾いて少々レッスンをという場です。発表会を聴かれる方には年々レベルが上がってると言っていただくのですが、本番前のこうした場がお互いを刺激し、本番に向けてどんな風に時間を過ごすかをそれぞれに見直し、充実した演奏につなげられるというその効果は大きいでしょう。

プロだから、アマチュアだからというのではなく、優れた作品の持つ美しさ、深さなどにその人それぞれの時間の掛け方や方法で少しでも近づいていけたら・・と、そんな思いでいつもレッスンしていますが、本当に嬉しいことに、生徒の皆さんひとりひとりとお付き合いしてるうちにこちらもビックリするほどの音楽への愛情溢れる豊かな演奏を聴かせてくれる場にたくさん遭遇します。
今年も又発表会に向けて演奏を仕上げていくうちに、30年のブランクを経てなんて嘘のよう!とか、高校まで習っていたけどこんな難しい曲が自分にきちんと弾けるなんて思ってもみなかったのに、ちゃんと弾けるようになるんですね!といった場面に出会っています。あれこれ想うにつれうるうるしそうです・・。
基本を積み重ね、地道な練習の積み重ねをいとわずに(厭うも厭わないも・・有無を言わせないこの先生の熱気と勢いで弾いてしまう?)レッスンについてきてくれ、素敵な演奏を聴かせてくださる生徒の皆さんには本当に感謝です。
いやいや、まだそんなことを言ってる時ではないです。ん?発表会本番はこれから!7月17日(日)14時半より松戸市森のホール21小ホールです。どなたでも入れますので、聴きにいらしてくださいね!

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2005/6/22

カラ梅雨?既に猛暑?と思いきや梅雨らしい雨模様の本日午前中でした。にゃんマローネくんは暑いのか、お腹をぺったりと冷たい床につけて寝そべっています。ピアノにとってもこの湿度はなかなかしんどく、音程の狂いやら雑音やらが目立ってきますが、人間のからだの調子も狂い気味になりやすいようで、風邪をひいてしまいました。流行ってる模様です。鼻水、のどの痛み、咳・・みなさまお気をつけください。。

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2005/6/14

おかげさまで「クロワゼ見ましたよ」のお声をいただいています。それにしても、直接いただく近しい人の声には「ダンサーさんと並んでも遜色ないですねえ〜」というビジュアルに関してのものが多く・・・・。うーむ。。。。喜ばしい限りです・・・・・?
それにしてもヤクルトとキューサイの青汁と謎の健康法であっちのガタつきこっちのゆがみをなんとか矯正しながら乗り切ってる今日この頃です。人生の折り返し地点はとっくに過ぎてしまいましたが、まるくなったのは体格だけかしらん。。

さて、いくつかある先の予定の中でまずは私の生徒達のピアノの発表会も近くなり、うわんっ!となにがなんだかよくわからないけど妙に忙しい・・という状態です。みなさん仕上げに向けて熱がこもってきて、本当にこちらが勢いに圧倒されそうです。きゃ〜・・・嬉しい悲鳴です。

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2005/6/5

クロワゼ6月4日号発売です。予告どおり、
特集「バレエを楽しむ10の方法 4、バレエ音楽で心をゆたかに」
のコーナーで写真入りの記事が掲載されました。

「クラシック音楽はバレエの土壌 (以後略)」というようなタイトルをつけていただいてます。
同じコーナーの中ではスタ・ダンのダンサー、福島昌美さん、佐々木美智子バレエ団の佐々木美智子先生の談話が紹介されています。この雑誌、しげしげと手にとって見たのは実は初めて・・・なのですが、綺麗なカラーページがふんだんに盛り込まれ、レオタードのことから体調に良いお料理のことなどまでお稽古大好きな皆さんにはとても実用的でお役立ちな雑誌ですね。現在大きな本屋さんでは平積みにされているようですので、ご興味がおありの方は是非手にとっていただければと思います。

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2005/5/30

というわけで、お久し振りの更新となりました。何にせよ使い慣れないものを使いこなすまでには時間がそれ相当にかかるというものです。4年使ったパソコンがどうにも不調で画面がチカチカ、立ち上げればすぐに落ちてしまうというような状態になり、こりゃもうやってられないわとあたふたしてました。あーだこーだとやりながら(正しくは「やって貰い」ながら。。)別のパソコンを調達し、ソフトを入れなおし、えー?わかんなぁい、パソコン万年素人!と言い訳しながらなんとか復活に辿り着きました。

前はこうだったのになどと思いながら過去にとらわれているとなかなか先へは進めないものですが、齢重ねると共に強みになるはずの経験も時として足かせになることもあるというものでしょうか。まあ無理はせずそれなりに・・です。

しかしながら、新しい環境に慣れるのが苦手なのは飼い主に似たというものなのでしょうか。にゃんマローネくんのこの1ヶ月はというと彼にとっては激動の月、思い込んだら試練の道をという猫社会化強化月間でした。はらしろう君という白黒猫ちゃんをどこぞより連れてきて、お友達になれるかなと共生を図っていたのですが、なにせママとべたべた密着共依存甘え坊マロ君は他の猫ちゃんを寄せ付けず、ハーッ!フーッ!と威嚇合戦の大騒ぎをし、取っ組み合いの喧嘩を繰り広げ、ママをほとほと疲れさせていたものです。レッスンに来るマロ君ファンの生徒達にはマロ君やつれたわねえ、背中に哀愁がただよってなんだか可愛そうねえと同情を買い、ママを横目で睨みながらそんなお客さまには僕の苦労をわかってよと言わんばかりにでれでれに甘えるという彼なりの生きる知恵も見せつけてくれました・・。
結局これはどうにもならないと、くだんの白黒猫ちゃんとは離れさせ、平穏をとりもどしたところです。その白黒猫ちゃん、どっから連れてきたんですか?・・と、まあ、このお話はまたおいおい。

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2005/5/29

新しいパソコンからテストアップです。

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2005/5/9

連休明けの一週間は恐ろしく長い、みたいな栄養ドリンクの広告コピーが電車の中吊りで目にとまりました。皆様いかがお過ごしでしょう。。
とてもとても久しぶりに3日続きで予定の無い日を過ごしましたが、寝てちょっと起きて草むしり、又寝てちょこっと起きてピアノを弾き、ぶらりとお買物、またまたぐうすか寝たら次の日の昼で・・・みたいな繰り返しでした。。日曜日は寝て曜日というのはあまりにオヤジ用語でしょうか・・・。
連休後半からはいつもどおりのレッスンが入りましたが、さすがに休み明けに弾いたバレエのクラスは気持ち良く動いて貰おうと妙に気合が入り、こちらも気持ち良過ぎて??グランワルツをエンドレス状態で弾いてる途中睡魔に襲われそう・・・な感じでした。勿論、襲わせません、睡魔には。連休ぼけ?どうせなら幸せぼけよ〜と言いたい今日この頃です。

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2005/5/2

5月1日、にゃんマローネ氏が2歳の誕生日を迎えました!ママべたべたの甘えん坊でデリケートな王子様ですが、家の中なりにでも猫世界の波にもまれ強く育っていく日も来るのでしょうか。相変わらずピアノの下がお気に入りで、今もくうくう寝てます。。

そんなお昼寝マロくんの横で本日は雑誌の取材をお受けしました。ダンスマガジン始め、バレエ関係の書籍でおなじみ、新書館発行の「クロワゼ」という雑誌です。お稽古が大好きなおとなのバレエ愛好者の方々に広く読まれてると思います。

6月4日発売号「バレエを楽しむ10の方法」という特集に組み込まれる、バレエと音楽の楽しみについてということで少々お話させていただきました。稽古場ピアニストの仕事のことやバレエをお好きな皆さんのためのとっておき?お薦めCDなどが掲載される予定です。「ク ロワゼ」次号、どうぞお楽しみに!

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2005/4/30

初夏のような、という気持ちの良さを通り越して、4月の終わりというのに夏のような暑さです。さてさて、わーい連休だ〜お休みだ〜!というわけで、休日のお手軽おやつお薦め品をひとつ。

なんてことないホットケーキミックスなのですが、これがホテル・ニューオータニの名前をかぶせた高級品?!知ってる人は知ってるのでしょう。近くの某大手スーパーでみつけて、へ〜!と早速買って食べてみたら、あーら美味しい!!お手軽品にはあまり手を出さないほうなのですが、市販のホットケーキミックスでこんなに美味しいホットケーキが食べられるなんて、と大感激。夜中にぱくぱく食べちゃいました。

牛乳と卵を加えるだけで間違いなく確実に膨らんでくれて、家庭の素朴なお味とは一味違う、もちろん他のメーカーさんのものともおそらくは相当違う、ニューオータニの味を再現というにはおこがましいですが、子供の頃に憧れたお店で食べるふっくらふんわり、ほっぺが落ちそうな美味しい2段重ねホットケーキの本格派がおうちで再現です。メイプルシロップもこくのある美味しいものがついています。発売はにゃんと!永谷園なんですね、これが。お茶漬けっぽくないことは間違いなく保証します。「ホテルニューオータニホットケーキミックス・バニラタイプ」ひと箱350円ほどの幸せ。。

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2005/4/25

数年ぶりに帰省し、お郷の空気を吸ってきました。帰郷のたびに市内の道路は整備され新しい道が縦横に走り、いったいどこがどこだったのかと昔の記憶と照らし合わせるのに苦労します。でも、海の匂いも砂浜を踏みしめる感触も、春というのにいまだ深々と雪をたたえた遠くの山並みも、何も変ることなくそこに在り、自然の優しさに包まれる感覚は子供の頃そのままです。駆け足で時間を過ごしてきましたが、体中の細胞に新鮮な空気を吹き込んで戻ってきました。。

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2005/4/18

そろそろ「礒山久理ピアノ教室発表会」に向けいつもにも増してレッスンに熱の篭る時期がやってきました。今回は幼稚園から小学生までの子供達数名と社会人、ピアニストとして活動している人達などの大人をあわせ10数名が演奏の予定です。

曲選びにもかなりのエネルギーが要るものですが、この曲はどうかと提示し生徒本人と話し合ううちに色々な可能性が見えてきて指導する側の意向と本人の弾きたい傾向とがうまくかみあって面白いチャレンジになる選曲も生まれてくるものです。勿論、初舞台となる小さな子供達の演奏もとても楽しみです。

今回は主にショパン、シューベルト、メンデルスゾーン、ドビュッシー、チャイコフスキーなどからお馴染みの曲の他、プロコフィエフ、プーランク、メリカントの小品などなど多彩な曲が並ぶ予定です。練習時間の確保が大変な社会人の方も多いですが、丁寧にレッスンを重ねていく中から一人一人の力が存分に発揮できるような充実した会にしたいと準備を重ねています。

ご興味のある方、私の生徒の演奏を聴いてみたいという方、是非多数ご来場いただければと思います。

日時: 2005年 7月17日(日)14:00開場 14:30開演
場所: 森のホール21 小ホール(516席 スタインウェイ フルコン使用 )
松戸市千駄堀 新京成線八柱駅 徒歩15分又はバス5分「公園中央口」下車2分 (TEL)047-384-5050

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2005/4/11

満開の桜が今日は雨に濡れ、それもまた風情があって綺麗な一日でした。先週は平日の夕暮れから上野の夜桜を観に行きましたが、暗闇にぼおっと浮かぶ桜の並木道はやはり見事で、人を狂わす匂いが感じられます。

と、詩的な気分に浸れるのは空をさえぎる桜の花を見上げている時で、さて視線を地上に戻せば青いシートに座っての宴会の人人人・・。会社がらみの宴会がほとんどのようでしたが、新入社員とおぼしき紺のスーツ姿が初々しいです。
それにしても某万年筆のメーカーさんですが、社名をおもいっきり大きく通路側に示して宴会に興じていました。お陰で通るたびにその社名が嫌でも目に飛び込み、製品イメージを壊さない至極紳士的な社員のみなさまの宴会のご様子と共におもいっきりこちらの意識にすり込まれてしまったようです。花見もお仕事。。

と、桜といえば思い出すのが中原俊監督「桜の園」という日本映画。もう何度もあちこちで書いた気がしますが、とにかく気に入ってる数少ない邦画のひとつで、スペインの作曲家モンポウのピアノ曲、ショパンの前奏曲によるバリエーションが美しく使われています。
クラシックの音楽が映画に使われているのはどうも私にとっては興醒めな場合も多いものですが、そんな中で「これは許せる!」という映像と音楽がしっくりと感じられる映画です。
ストーリーそのものはどうってこともない(私の好きなものにはどうもそういうものが多いみたいで。。)のですが、そこに描かれているお嬢さん学校の高校生達の微妙な心理描写が繊細な映像と共に感性に働きかけてきます。原作は読んだことがないのですが漫画だそう。題の「桜の園」は勿論あのチェーホフの「桜の園」のことで、劇中劇ともなってこの映画を終始貫いて扱われます。
観てると少々くすぐったい・・かもしれず。知ってる人は知っているお薦め秀作映画です。DVDも出ている様子。

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2005/4/6

最近のマロにゃあくん。こちらが春眠暁を覚えずとばかりにうつらうつらと惰眠をむさぼる快感にひたっているこの頃、マロ君はいっそう早起きに磨きがかかってきます。朝5時半ともなると、うわ〜んおなかすいたよ〜ママいつまで寝てるんだよぉと起こしに来ます。

その5時半起きのマロくんが最近お気に入りなのが「耳掻き」。。
起きぬなら起こしてやるぞとばかりタンスの上に飛び乗って鳴くのですが、上に置いてある和紙の貼られた小物入れを開けるのがすっかりお得意になった様子。三段の小さな引き出しがついていますが、器用に引き出しの取っ手に手をかけて開けているようです。その中から決まって出すのが何故か耳掻き。

猫と耳掻きとはこれまた縁側とおばあちゃんくらいにぴたりとはまる取り合わせ・・?
さすがに膝枕して耳掃除して〜とは来ませんが、今朝もあの先についたふわふわのぼんぼりをべろんべろんになめては遊んでいるにゃんこでした。。

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2005/3/30

春かしら春かしらと思ってみるもののまだまだ風が冷たく感じられる日も多いこの頃。それでも街には社会人一年生とおぼしきういういしい姿も見られます。で、ういういしい頃を思い出して開いてみたのがゲーテの詩集。

そうです、「ギョエテとは俺のことかと」のあのゲーテの詩集です。きゃー!と、どうのこうのぶつぶつ前置きしないとなんとなく今更なにをゲーテかと、気恥ずかしさも漂う「若きウェルテルの悩み」のあのゲーテです。声楽に携わる方にとっては読み解くべきものとして大いに触れるものですし、ピアノ音楽と詩がとても近いものであることを実感しつつあるものの、もう少し何か手応えが欲しいというもので、日本語訳でもせめてと改めて手に取り、ページを繰っています。

中学生の頃、旺文社文庫か、新潮文庫かで「あの方をおみかけしたわ」(どなたの訳でしょう?今は見ませんが・・)などのフレーズに心ときめかせ(きゃー!いちいち注釈しないと気恥かしい・・)読んでいましたが、ここ(つまり齢重ねること幾十年・・)に至って改めてちょっと目を引かれるのが短くまとめられた箴言の数々。これが色々に読めてかなり面白いのです。いくつか引用してご紹介しますが・・。

新潮文庫「ゲーテ詩集」訳:高橋健二
「耳ある者は聞くべし、金ある者は使うべし」 ごもっとも!
「ふとんの長さに従ってからだを伸ばさぬものは足がむき出しになる」 あまりの含蓄の深さに意味不明?
「ふたりの下男を使っている主人はよく世話をしてもらえない。家に女がふたりいたら、きれいに掃除ができないだろう。」 きゃー怖い!
・・・とこんな具合。普遍なる文学者のあまりに人間的なおことばですが、やはりぐっと迫ってくる凄いのはこんな言葉。
「われわれにはいろいろ理解できないことがある、生き続けて行け、きっとわかってくるだろう。」

というわけで、弾き続けていくうちになにかしらわかってくることもあろうかと、今年の秋もリサイタルを予定しています。9月27日(火)夜、日比谷の松尾ホールです。詳細が決まり次第お知らせしますので、是非聴きにいらしてください。

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2005/3/23

3月17日(木)とても美しいバッハの平均律第2巻を聴きました。
都内、富ヶ谷にあるハクジュホールでの演奏会です。寝ちゃってもいいですよ〜というリクライニングコンサートを主催することで話題になった新しいホールですが、確かに椅子のクッションはふかふか、ホール全体の響きも落ち着いた印象でした。

17日のコンサートはWillem Brons(ヴィレム・ブロンズ)さんというオランダ出身のピアニストです。来日は既に何度もされていて、音大でのレッスンなど教育活動も多くなさっています。毎日新聞のコラムで梅津時比古さんの文章によりこのコンサートのことが紹介され、とても内面的な深い表現をするピアニストであり、多くの人に聴いて欲しいと思う反面、誰にも知られずごく私的に大切に聴いていたいというようなことを書かれていて惹かれたものです。

バッハの平均律第2巻を全曲演奏する(19時開演、15分の休憩を挟み22時終演!)というとてもハードなコンサートのはずですが、ブロンズさんの演奏はステージでの演奏というよりもごくプライベートな空間で、バッハのため自分のため音楽のために弾くのだという姿勢が自然に溢れてくるものでした。聴き手への意識よりも自己の内面に集中してるせいでしょうか、3時間の演奏を終えてもなおいつまでも弾きつづけてさえいそうな印象を受けたほどです。

音がとても美しく、集中が増すに連れ深く歌いよく響く音を存分に聴かせ、オルガンの荘重な響きを思わせる部分も多くありました。くっきりとした和声感が全ての音楽を明快に導き、歌、舞曲の要素がふんだんなバッハの鍵盤曲をピアノでいきいきと聴かせて貰い、バッハのピアノ演奏に対してひとつの答えのようなものを貰った気がしたものです。

サンソン・フランソワでしたでしょうか、既に昔の話ですが、コンクールの審査の際、日本人はバッハをあたかも神が存在しないように弾くと嘆いていたそうですが、ブロンズさんの演奏は内的な祈りを音にされているようで、深く心に残るコンサートでした。

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2005/3/16

日曜日、神田の古本屋街をぶらぶらしていて思わぬレコードをみつけました。みつけてびつくり、しばし絶句!だったのは、かなり昔のバレエのお稽古用レコードです。ワガノワクラス用の曲がレコードに3枚。ばりっと重く分厚いSPレコードですから1960年前後あるいはそれ以前のシロモノ。

ピアニストは宅孝二先生。明記されてませんが自作曲を録音なさったのでしょう。宅先生というとフランスで勉強された作曲家でピアニスト。
既に鬼籍に入られてますが、この文章をお読みの方で宅先生に師事されたという人もいらっしゃるかもしれないですね。私のピアノの恩師とも親交があったことから、一昔前のその時代ならではのやや破滅型に傾いた凄みのある芸術家ぶりは間接的によくお話を伺っていました。

SP時代、日本のバレエのお稽古場の音楽事情はよく知らないですが、現代のように録音を手軽につかえる環境ではなかったためむしろ今よりもピアニストの必要性は高かったというような話もあります。が、SPレコードの形でしっかり残されているものに今こうして触れられるのはやはり驚きであり感慨深いものもあります・・。

3枚のレコードにはそれぞれ「ワガノーワ・システム 基本練習曲集 バーでのエクゼルシーズ」「教室中央でのエクゼルシーズ」「腕の運び方」など時代を感じさせる言葉が記されています。
古書センターの富士レコードで試聴させて貰った時の演奏の印象は驚くほど美しく、こんな素晴らしい演奏がお稽古場で・・と思うと我が身の演奏を省みずにはいられないものでした。
ただ、なにせSPです。手元には残念ながら再生装置がありません。ゆっくり聴けるようになったら又感想を書きたいと思います。

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2005/3/10

確定申告に行ってきました〜。今回は列に並んでまず5分ほど。お次の方どうぞ〜と受け付けてもらったのが数人並ぶ申告書類の受付担当者の中でもちょっとれれれ?のおばちゃまで、この担当者さんひょっとしてよくわかってらっしゃらないのかもと不安に思わせるご様子が・・。去年はこれでなんにも言われなかったということにツッコミが入り、なにやら手元のマニュアルを調べ始め、む?とこちらが思った時には別の担当者に代わり、その後はてきぱきと進んでハイ大丈夫。税務署に入ってから出るまで10分ほどで済みました〜。

そんなこんなでこの数日は数字と戯れ(?)書類とにらめっこしておりましたが、先の日曜日NHKで放送されたパリ・オペラ座のラ・シルフィードの録画を楽しんでもおりました。

バレエの作品で何が一番好きかと言われたらそもそもそう作品を知ってるわけでもないですが、私は迷わずこの「ラ・シル」(「レ・シル」もいいですが・・)です。お仕事抜きに、と言ってもやっぱり画面に映るパリ・オペのダンサーさん達の足元を見ながら「タッタタタッとおタタタタタ・・」(わかるひとにはわかると思います、このリズム感覚!)とかぶつぶつ言いながら見てますが、まったくぼおっと頬杖ついて綺麗ねえ、素敵ねえ〜とうっとり眺めていたい作品です。なにせシルフィードの羽が落ちる瞬間の儚い美しさがたまらなくてたまらなくて。。。
筋書きそのものはというと、婚約者がいながら妖精に心を奪われてはいけませんよ、二兎を追うものは一兎をも得ずですよ〜ジェームスさん、というコワイ教訓話ヾ(・・;)ォィォィですが(?)、特に今回放送されたパリ・オペのラ・シルはなにせ元祖ラ・シルのバレエ団でもあり、テレビの映像ながらエレガントな美しさがたっぷり楽しめました。いかがでしたか?

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2005/3/5

マロ君ファンのみなさまお待たせいたしました!にゃんマローネ氏最新の写真をアップしました!
どうぞご覧下さいませ・・・・なのですが・・・・ゴメンナサイ!!うわん!これまでの画像をにゃんと!消してしまったのです。。可愛かったマロ君の数々の写真が載ったアルバムを消してしまったのです。。うわんうわん!全てわたくしのミスです・・。。クリック一回全てぱあ。
時間を見てにゃんたって可愛い昔の写真も少しずつ又増やしていきましょうか。。。とりあえず新しい写真と他数枚、お楽しみくださいませませ。

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2005/3/3

どーでもいい話ですが・・。何故か道をよく尋ねられます。これがほんとにまああきれるほどしょっちゅうありまして、現在住んでる場所が市役所など公共の施設に比較的近いこともあってか、税務署はどこですか?市役所は?と、買い物帰りやらお仕事に向かう途中やらに通行人にも車を運転中の人にも呼び止められます。根っからのジモティーではなく、こちらも決して付近の道には明るくないのですが、自宅付近でも、全く知らない都内の道でも、最近はタクシーの運転手さんが止まって私に道を尋ねるという笑える場面もありました。そんなに道を尋ねたくなる顔(ってどんな顔?!)してるのかしらんと本人は意味不明な気分。

それにしても、そんな具合で慣れっことは言え、昨日これまたちょっとオドロキの呼び止め人に会いました。税務署の施設から出てきた女性なのですが、なんとこの方、決して狭くはない車の走る道路を挟んで反対側を歩くこの私にわざわざ「すいませ〜ん!」と大きな声で呼びかけてきたのです。むむ・・どこから声が?と思って見回すと「駅はどっちですかあ〜?!」と、数メートル向こう側の歩道からお尋ね。あっちです〜!と指差して応えるとにっこり笑って歩いていきましたが、いったい何で又わざわざ道の反対側の人間に・・・とぶつくさぶつくさ。必殺道尋ねられ人の謎は一層深まるのでした。。

良い子の皆さんは知らない人に声をかけられて親切に道を教えてあげてもひょこひょこついていったりしてはいけません。念のため。

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2005/2/26

風邪ひきママにもかかわらず、この冬のマロにゃあくんは相変わらずうわんうわんと鳴きながら元気に過ごしています。よく寝て、よく食べ、よく鳴いて、たまに脱兎のごとく家の中をダッシュで駆け抜けていきます。

春を感じさせる今日この頃、小さな声でにゃあおと呼ぶ声が聞こえたかと思うと、窓辺にマロくんを誘う猫ちゃんが現れました。窓を開けるとうつむき加減の茶色い猫ちゃんがタタタと静かに走って行き、なにやら密会の匂いを感じさせます。にゃあおと声がするとマロくんもさささと窓辺に駆け寄り声の主を捜すそぶりを見せるですが、その様子がなんとなく控えめで戸惑い気味・・・・と見えるのは春の恋に初々しさを期待する人間の勝手な想像?

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2005/2/22

電車の中では風邪やら花粉やらで白いマスクをかけた姿を多く見かけますが、ご多分に漏れず私も風邪をひいてしまいました。流行にはそう左右されないたちなのですが、しっかりイマドキ流行りの風邪にかかってしまったようです。

この風邪ですが、いまひとつはっきりしない症状がたらたらと続き、気がつくかつかないかの喉の痛みに始まり、いつのまにかその痛みはひいて無くなり、さて大丈夫かなあと思うとそのうち鼻水がぐしゅぐしゅ、くしゃみがくしゅん。これって花粉?風邪?と思ううちになんとなく咳が出始め、でもたいしたことはなく、熱はといえば38度まで上がったのは束の間、37度台の半ばを行ったり来たり・・・となんとなく派手な症状にいたらないままぐずぐずと具合悪く一週間が過ぎていきました。

というわけで、私のお郷の言葉で言う「かちゃくちゃない」状態が続き、くったりしたところからようやく復活したところです。。みなさまお気をつけください。ほんとにかちゃくちゃない風邪ですから。

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2005/2/17

以前こちらで紹介しました「リヒテルは語る」の訳者、宮澤淳一さんからレクチャー・コンサートのご案内をいただきました。

まだお席に余裕があるようです。ご興味のある方は記載された連絡先に問い合わせ願います。

レクチャー・コンサート
「ムソルグスキー『展覧会の絵』再発見」

日時: 2月19日(土)13:00〜15:00
場所: 朝日カルチャーセンター(新宿教室)新宿西口・住友三角ビル
講師 宮澤淳一
演奏: イリーナ・メジューエワ
受講料: 会員3460円・非会員3990円(入会不要)
サイトからも申し込みできますが、
電話1本で予約(当日支払い)が可能です。
tel.03-3344-1945 (朝日カルチャーセンター教養科直通)
内容: 前半は宮澤とメジューエワの対話で、曲の解説をし、
後半でメジューエワが全曲演奏をする、という構成です。
詳細はこちらになります。

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2005/2/16

2月14日、オペラシティにてミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル演奏、フォーレのレクイエムを聴きました。
慈愛に満ち、深い安らぎを与えてくれるこの夜の演奏は、胸のうちにしまいこんでいた悲しみを何故か幸福感と共に溢れさせたものです。涙と共に心が浄化されていく感覚はとても言葉には尽くせないもので、静かで深い感動の在る名演でした。

フォーレのレクイエムが好きという人にとってコルボの演奏は昔から特筆ものとして愛聴されているのですが、毎日のようにこの曲に耳を、というより心を傾けていた高校生の多感な時期、アンセルメなどと共にコルボの演奏を聴いていたように記憶しています。
天上とはこんなものかというほどに透明で静謐なフォーレの音楽に身を任せることで、ともするとすぐにバランスを失いそうな十代の自分自身をようやく現実につないでいることが出来たように思います。オペラシティでの今回の演奏は20数年前のそんな自分自身との再会でした。

国内の合唱団体などでも演奏される機会はあるのですが、この曲についてだけはこれまでどうしてもそういった演奏を聴く気がせず、あるいは自分でもどこかでちゃんと全曲歌ってみようとはせず(安易に触れたくないという思いが強く・・・)、一度も生の演奏に触れたことはありませんでした。
でもこの曲についてはそれでよかったと今回のコルボの素晴らしい演奏に触れて感じていました。ソリストも、オルガニストも、全ての音色が私の頭の中に鳴っていたフォーレそのまま(決してピアノでは演奏できない・・だからこそ自分では鳴らすことの出来ない理想の音色が鳴り続けていたのでしょうか・・)に次々と紡ぎだされ、広いオペラシティのホールの中で自分と対話しながら静かに全く私的な時間を過ごすことが出来ました。

合唱も合奏もコルボとの強い信頼関係を感じさせ、一人一人の優れた技量はコルボの要求する音を密に醸し出していくのですが、突き詰めればやはり音楽への愛情というひとことで生まれる、そういった名演奏なのでしょう。音楽でありながら音楽であることを忘れさせるような芸術に出会えた夜でした。

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2005/2/11

というわけでめでたく110万カウントの数字を獲得されたのは

ピアノ歴30年の愛好者さんLilac氏!
花吹雪〜★:゚*☆※>('-'*)♪

掲示板に書き込みをくださいました。ありがとうございます。このHPの10万カウントめにふさわしく、ピアノもバレエもお好きな男性ということで、私としてもめでたさにさらに花を添えていただいた気分です。
みなさまこれからもどうぞよろしくお願い致します!

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2005/2/10

1わーい!トップページカウンター100,000突破!
みなさまのお陰をもちましてめでたくもめでたくもサイト立ち上げ4年にして10万カウントを超えました。山越え海越え丘を越え、手抜きし続け(?!)4年間、ここまで続けてこられ感涙にむせぶ次第です。。。
いったい何のページだ?と、作る本人も又よくわからなくなる今日この頃ですが、いつも楽しく見せてもらってますの皆様の声に支えられこちらも又楽しく続けてこられました。
ご常連のみなさまもいちげんさんも、ご来場本当にありがとうございます。

サイト管理のワタクシが栄誉ある10万の数字を踏んづけてはいけないと、辛抱に辛抱を重ねておそるおそるページを開いてみた時は既にカウンターは100006となっておりました。どこのどなたが獲得されたか・・・99999、100,000、100001あたりをお踏みになった方はどうぞご是非一報くださいませ。

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2005/2/9

うわ、にゃんだにゃんだ?!トップページに設置しているカウンターの数字が100,000に日々刻々と近づいているではないですか!めでたくも記念すべき10万を踏んだ方はどうぞお知らせをば。お名前をご紹介の上、花吹雪〜☆と10回くらいは書いてヾ(・・ )ォィォィその幸運を讃えましょう〜!

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2005/2/5

リンク1件追加。東京、中野坂上徒歩1分にある大谷哲章バレエスタジオ アプロンです。私の生徒達の勉強会などでよく使っている日本ベーゼンドルファー東京ショールームのすぐ近く、ちょっと美味しいイタリアンレストランの下にあるバレエスタジオですね。

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2005/1/31

というわけで、牛久での演奏を無事に終えました。ご来場下さったみなさま、どうもありがとうございました。
今回はシューマンの「幻想小曲集」から抜粋で演奏しましたが、聴いてくださった方々や長年一緒に演奏している内輪の面々からも「シューマンを弾き慣れてる様子、貫禄が出てきた、音も良く出ていて心に響く・・」等々嬉しい声を多数いただきました。
演奏者本人としての反省点は色々ありますが、やはり昨年秋に私としてはおもいきってソロリサイタルを開いたことがまず何よりも力となっていると強く感じています。いやいや他に諸々芸の肥やしがたっぷりありそうですからね〜という周囲の茶々が聞こえそうですが・・・。

バレエの仕事にせよ生徒の皆さんのレッスンにせよやはりソロを演奏する前には調整せざるを得ないことも出て来る(本番近くなると機嫌が悪くなる、気難しくなるとかのしわ寄せも・・・・・?申し訳ない・・ゴメンナサイ。。。。。・・・ぶつぶつ・・・)のですが、結果としては様々な形でプラスになって他の仕事にもお返しできるのではと思いつつ、ソロも自分なりのペースで弾かせていただいています。

好きなシューマン始め、やりたい曲、やっていない曲は文字通り山ほどあり・・・。限られた時間や自分の技術の中でわがままに曲を選びながら大切に弾き続けていこうと思っています。新しい曲との出会いは確かに数は多く持てなくても、年齢を重ねると共にきっとひとつひとつむしろより新鮮で深いものとなっていく・・と、そんな気がしています。

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2005/1/24

えええっ!!?Musizierenコンサートのご案内をアップする予定って宣言してからもう10日以上経っちゃったのぉ?!うっっっそぉぉ〜〜・・・・・・にゃんて言ってないで・・・既に14回を数えるこのピアノジョイントコンサートですが、地域の情報誌などにお知らせが掲載される他、今回は雑誌(詳しくは知りませんが首都圏配布のフリーペーパーとかいう話?)にも取材され、写真入りで掲載された模様です。写真は年代モノで、少々偽りアリかも・・ですが。。一月最後の日曜日、お近くの方はお気軽にお越しくださいませ。

Msizieren Concert
第14回ムジツィーレンピアノコンサート--音のロマン

日時: 1月30日(日) 13:00開場 13:30開演
場所: 牛久エスカードホール(JR常磐線牛久駅前 イズミヤ4階)
料金: チケット700円  当日券有り
主催: ムジツィーレン
協賛: 杉山ピアノ調律所
 
ラフマニノフ コレルリの主題による変奏曲Op.42 村上理子
シューマン 幻想小曲集Op.12より
「夕べに」「飛翔」「なぜに」「歌の終わり」 
礒山久理
ショパン ノクターン cis moll 遺作       
ポロネーズOp.53 「英雄」  児島多紀子
リスト パガニーニ大練習曲より 
第3番 ラ・カンパネラ 浅川みつ子
リスト 巡礼の年より 
「波の上を渡る聖フランシス」「エステ荘の噴水」
メフィストワルツ 和田れいな
スライド&
トーク:
及川正尋

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2005/1/20

ええっ?!前の更新からもう一週間たっちゃったのぉ?!うっそぉ〜・・・と、またたくまに月日は過ぎ、いつのまにやらひさりばあさんの頭は真っ白になってしまったとさ・・・。くわばらくわばら。。
という具合にソロの本番を前に、練習時間を優先確保しながらにゃんマローネ氏との熱愛お楽しみ時間も美容と心身の健康のために減らせない大好きな睡眠時間もちゃんとちゃんと取りたいひさりさんの充実した時間はあっという間に過ぎていくのでした。

ホントに、こんなふうにあっとういうまに過ぎていくものですから、いつのまにやら長年弾いてるバレエの稽古場では生徒だった子がひとりふたりといつのまにやら海外で力をつけて帰ってきては先生となり「エン!」とか言っている今日この頃。
やはり月日は百台の(車の?)価格にして・・じゃなく、えー、白桃掻けばさらに短くではなく・・・・・えー・・・と、記憶は遠く薄らいでいくものでした。何言ってんだか・・・・・・。
うわ!こんなことつらつら書いてる間に「ひさりさん、一週間更新されてませんね!?」のメールが・・・。m(_ _;)m

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2005/1/13

にゃんマローネ氏は生後2ヶ月たらずで兄弟猫ちゃんと離れ、人間と共にほぼ完全室内生活、しかもこのママが産んだ猫かと噂されるほど(・・・・?)飼い主と密着度が至極高く、おまけに毎日ピアノなんぞを聴かされて育ったせいでしょうか、時折ものすごく人間くさく、なにもかも知り尽くしてるような表情を見せます。

今日も本番に向けてピアノをさらう私の足元で、お気に入りのクッションに寝そべり午後の半日を過ごしていました。初めて人前に出すシューマンをせっせとさらっているのですが、こちらの練習の集中度が増し、ここに来てやっとこさ音楽の奥底に在る何ものかに触れたかと手応えを感じたその瞬間、ふと足元を見るとマローネ氏は哲学者さながらの顔つきで目を細く開け、にやりと笑ってる様子。ようやくそこまで来たね・・と言わんばかりの顔でした。
電気ストーブで暖をとりながらただ気持ち良く寝入っていたとばかり思っていたのに、ちゃんと聴いていたのですね。しかも演奏の内容をつぶさに。怖い聴き手です。

さて、その本番「ムジツィーレンコンサート」は1月30日(日)牛久エスカードホールにて13時半開演です。シューマンの「幻想小曲集(全8曲)」より4曲を抜粋で演奏します。是非聴きにいらしてください。 詳しくは又後ほどアップ・・・・の予定です。

れれれ?!・・と、ここまで書いて気がつきました。にゃんと11月13日はこのHPのお誕生日です!おかげさまで満4歳!!みなさま常日頃のご来場ご声援本当にありがとうございまっす。これからもどうぞよろしくお願いします!

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2005/1/7

七草も過ぎ正月気分もすっかり抜けた頃かと思いますが、まだ年賀状がちらりほらりと配達されています。子供っぽいようですが、元旦の朝、年賀状来てるかなあと郵便受けを覗くのはやはりいつまでたっても楽しみなものです。もっとも私自身は元旦に届くように書いたためしが無いのですが・・・。

さて、貰って嬉しさひとしお何より思わず顔がほころぶのが、やっとこさ字を書けるようになった幼い生徒の「ぴあのがんばります」「ひさりせんせいだいすき」などとたどたどしげに書いてある賀状。どんなに素敵なデザイン、まれに届く達筆の年賀状もこれにはかないません。今年もこんな数枚の年賀状にひさりせんせいめろめろ。。。。です。
と、この新年にはマローネ大公宛ての年賀状も届きました。本人にお返事を書く意志を尋ねてみても葉書にはほんの一瞥で、返事をしたためるわけでもなくキーボードに手を乗せてママのパソコン仕事のお邪魔にかかる悪戯っ子ぶりは今年も変らず健在です。うわん!

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2005/1/1

1新年明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します。

大晦日には関東地方にしては本当に珍しく、一面真っ白く雪に覆われました。まるで北国の日本海側のようなモノクロームの景色をしばし堪能し、ご丁寧にも降りしきる大粒の牡丹雪の中を滑る足元を気にしながらも傘もささずに妙にうきうきと歩いていました。

年末にかけては久しぶりにコンサート、バレエの舞台に接し、ヴォロドスのソロリサイタルでは超絶技巧のアレンジものにヲタク心をくすぐられ、チョン・ミュンフン指揮の「第九」では緻密な音作りに耳を奪われ、キエフバレエ団のくるみ割り人形には熟練したプロの舞台に目をみはり・・という具合に過ごしていました。しかしながらおそろしく久しぶりに見たバレエの公演ですが、大好きな「くるみ」を楽しみつつもいつのまにやら目は足元注視、頭の中ではテンポと拍子感をつかもうとせっせと働いているhisari@稽古場ピアニストがいるのでした。今年も働きます。。

そんなこんなで美味しいものもわんさか食べて飲みながら平穏に年を越し、元旦からピアノに向かって早くもお弾き初め。マロにゃあくんと一緒に今月末のコンサートに備えて鬼の練習?を始めるのでした。

どうぞみなさま幸せいっぱいな一年となりますよう。

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